知識の重要性

知識基盤社会において、知識の価値が低下しています。明治大学教授の齋藤孝先生は、「知識がフラット化している」と表現しました。そして、この時代に意味のある知識は、①身体知と②高度な学問的知のふたつです。

いま、求められているのは、協働の学力です。すなわち、協働的に問題を解決する能力のことです。これはつまり、協働が個人の能力を超えたということになります。

 

内容では、カリキュラムで考えていくと、学問中心が崩れてきて「役立ち度」が中心になってきています。そのことから、文部科学省の大学の人文社会系学部はいらないということに繋がってきているのです。それに伴い教員養成系の領域も役立ち度に繋げていく必要が出てくるのではないでしょうか。そこで、生徒が実際に学んだカリキュラムが重要となってきます。

 

その一つの方法論として、アクティブ・ラーニングが出てきているのです。しかしながら、目に見えてわかるようにアクティブ化しているだけの授業も存在しています。最終的に「ディープ・アクティブ ・ラーニング」として、能力開発を目指す必要があります。

 

知識を最重要視されることはもうないのでしょうか。