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流動的な進歩主義的アプローチ

道徳教育の方法は、伝統主義と進歩主義ロマン主義という3区分で捉えることができます。伝統主義は、社会的な規範や習慣を伝達する立場です。ロマン主義は、子どもの中にある道徳性の芽をそのまま伸ばしていこうとする立場です。その中間に両方の側面を有する進歩主義があります。進歩主義は、道徳的な諸価値の理解を促しながらも「道徳的価値の創造」が目指される立場です。

具体的には、伝統主義は従来型のオーソドックスな道徳授業が分類され、進歩主義には、モラルジレンマ授業、価値明確化の授業、SSTの授業、構成的グループエンカウンターを取り入れた道徳授業があります。

 

 

子どもの実態に即して、流動的な進歩主義的アプローチが必要であると考えられます。流動的なというのは、伝統主義よりなのか、ロマン主義よりなのかということです。具体的には、小学一年生の授業に際して、道徳性を養うということを目指した時に、ベースがまだ不十分なことから伝統主義よりのアプローチが必要となります。一方、中学三年生の授業に際して、道徳性を養うことを目指した時には、ロマン主義よりのアプローチが必要となります。小学一年生から中学二年生までに積み上げてきたモノがあります。一定のベースとなる道徳性が養われていると考えられます。

 

このように子どもの実態に即して、流動的な進歩主義的なアプローチの道徳授業を構想する必要があります。