損得の結果が見えない世界をどう描くか

 

環境は先達にとってより重要なものほど刻みが深くなり、構造化のあり方が強調されたものとなっている。

その布置は脇道が誰かの個人的な思いだけでは作れないように、多くの人が繰り返し繰り返し、踏み固めて作り出したものだ。子どもが文化的存在になることはその脇道に歩み入ることでその価値を知り、その脇道作りに参加することだ。石黒広昭『人類のアフォーダンス

教師が歩いた道を後ろから子どもに後ろからついてきてもらうと、少しずつ踏み固められる。道から逸れると、それはルール違反だとみ教師はみる。教師が子どもの後ろから歩いて行くと、さっきより時間は、かかるが少しずつ踏み固められる。道から逸れると、それは、ルール違反だと教師はみる。

教師は、子どもに脇道に歩み入ることでその価値を知らせ、その脇道作りに参加することを示す。子どもにゴールを伝える。どうやって脇道を子どもが歩んでいくのか、わくわくだ。

 


ゴールしてはまた次のゴールを目指して進んでいく。

 


ゴールを目指す過程で仲間の問題が出てくるだろう。その仲間を一人も見捨てないことが遠くまで歩んでいけるのだと思う。